モノクロの世界にいた。 言葉が散乱したついでに、色まで失われてしまったらしい。 いくら目を凝らしても言葉に色を見出だせなくて、ぼくはひどく惨めだった。 まわりの奴らに出来て、なぜぼくに出来ない？ このためにぼくがどれだけ努力をしてきたと思って…

昔から見続けている夢、というのがあります。 夢から目覚めて、ああ、また見たなと思います。 時たまに思い出して、ああ、とため息をつきます。 どうか今夜はその夢を見ませんようにと思います。 とても怖い夢です。 夢の中で私は、ずっと怖い思いを抱いてい…